私たちは自然に生かされている ― ペットが教えてくれる「言葉なき言葉」|茅ヶ崎市のアンジェス動物病院|土日祝診療可で安心のペットケア

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私たちは自然に生かされている ― ペットが教えてくれる「言葉なき言葉」

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2026年2月23日

私たちは自然に生かされている ― ペットが教えてくれる「言葉なき言葉」

最終更新 : 2026年2月 (2021年記事を再編)

この記事は2021年に執筆したものですが、2026年現在の最新データと社会情勢に合わせて、
全面的に加筆・修正したものです。

 

大切な家族の『声なきサイン』を見逃さないために。
神奈川県茅ケ崎市、アンジェス動物病院 院長 獣医師の朝岡紀行です。


「猫好きは動物全体が好きで、犬好きは『うちの子』が何より好き」
そんな言葉を耳にすることがあります。
その真偽はさておき、ペットと暮らすご家庭にとって、
その子は唯一無二のかけがえのない家族であり、
飼い主様こそが「世界で一番の理解者である」という強い絆を持っています。

これは至極当然であり、素晴らしいことです。
そして、言葉を持たないペットの心に寄り添うことができる優しい飼い主様だからこそ、
私はあえて、もう一歩先の視点を提案したいと思うのです。

それは、「あらゆる生命が発する、非言語の“言葉”に耳を傾け、敬意を払う」という生き方です。

映画『ガイアシンフォニー』が問いかけるもの

映画監督の龍村仁さんは、かつて名作
『ガイアシンフォニー(地球交響曲)第一番』の中で、
次のようなメッセージを遺されました。

『かつて人が、花や木や鳥や鯨達と本当に話が出来る時代がありました。
その頃人は、自分達の命が宇宙の大きな命の一部分であることを誰もが知っていました。
(中略)
ところが、最近の科学の目覚ましい進歩と共に、
人はいつの間にか自分が地球の主人であり、自然は自分達の為に利用するもの、
と考える様になってきました。
その頃から人は、花や木や鳥や鯨達と話す言葉を急速に忘れ始めたのです。』

私たちは本当に、その言葉を永遠に忘れてしまったのでしょうか?
私は、そうは思いません。
私たちは決して忘れたわけではなく、日々の忙しさや心のざわつきの中で、
ただ「聞こえにくくなっている」だけではないかと思うのです。

「非言語」の言葉を聴くということ

日々診療を続ける中で、私自身も常にこの「バランス」と向き合っています。
効率や結果だけを追い求め、関わる人や動物たちのプロセスを疎かにした途端、
彼らの小さな声——非言語の言葉——は、私の耳に届かなくなってしまいます。

これは人間関係においても同じではないでしょうか。
「相手が発した言葉そのものだけでなく、
その背景にある感情や隠れた思いを感じ取り、心を理解する」
この徹底した意識こそが、
診察においても、人との繋がりにおいても極意であると痛感しています。

ペットと一緒に暮らし、彼らの細かな変化や感情を読み取ろうとしている飼い主様は、
実は日々この「言葉なき言葉」に耳を傾ける、高度な対話を行っているのです。

感謝の循環が作る、明るい未来

自然環境の中に身を置き、自らも自然の一部であることを実感していれば、
他者の心を理解することはより容易になります。
なぜなら、私たち人間もまた、自然に生かされている存在に過ぎないからです。

うちの子が好き という想いは、
ペット全体への愛 に繋がり、
それはやがて 豊かな自然 への敬意となり、
巡り巡って 人間という存在への信頼 へと帰結します。

この循環の中にいる人は、日々感謝を忘れず、しなやかに生き、働くことができるはずです。

最後に

私たちは、自然という大きな命のネットワークに生かされています。
今、目の前にいる「うちの子」という小さな命を通じて、
宇宙や自然が発する大きなメッセージに耳を傾けてみてください。

命あるものに「感謝」を捧げる生き方の先にこそ、
私たちとペットの明るい未来があると信じています。


執筆者:朝岡紀行(獣医師)
神奈川県茅ケ崎市のアンジェス動物病院院長。
統合医療を中心に、予防医療から高齢動物医療まで幅広く診療を行っています。飼い主様と丁寧に向き合う診療を大切にしています。

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