2026年1月06日

ペットの効用
アニマルセラピーをご存じでしょうか。アニマルセラピーとは、医療従事者が治療の補助として用いる動物介在療法と、動物との触れ合いを通じたQOLの向上を目的とする動物介在活動に分類されます。
私も所属している公益社団法人 日本動物病院協会では、1986年より『人と動物の触れ合い活動』を行っていて、高齢者介護施設、病院、学校などを訪問し、動物の持つ温もりや優しさに触れて頂くボランティア活動を行っています😊
アニマルセラピーがもたらす科学的な「癒し」
アニマルセラピーでは、一般的に癒し・喜びを感じると分泌される幸せホルモンと言われるオキシトシンが増え、ストレスホルモンと言われるコルチゾールが減ることが判っています。また、リラックス状態にあるとされる副交感神経が優位に働くことから、「癒し」効果をもたらしていると言われています。
そもそも、人が犬や猫などのペットに癒されるのは「当たり前」ですよね。でも、ペットの何が人の健康に影響を与えているかについては、実はそれほど分かっていません。
「人は生まれながらに他の生き物や草木などに自然と親しみを覚え、科学技術と引き換えに失ったものを取り戻すために、より自然に近い古いものに親しみを覚える」との考えから、人の遺伝子に組み込まれているという“プログラム説”もあります。(納得できるような、できないような・・・。)
高齢者への具体的な健康効果
一般社団法人 ペットフード協会のパンフレット『笑顔あふれるペットとの幸せな暮らし』には、「高齢者への効用」について以下のように記載があります。
- 血圧や脈拍が安定する
- 病気の治癒的効果を上げる
- 延命効果をもたらす
- 寝たきり老人のQOLが改善する
- 認知症を予防する
- 笑顔が増える
- 疎外感をなくす
- 生活にメリハリがつく
- やる気が出る
- 会話が活性化する
- 安心感が生まれる
これらの結果から、「高齢者にとって、ペットの飼育は心や体に元気と活力を与えます」とあります。
統計データが示すペット飼育の有用性
理由やメカニズムが解明されていない状況であっても、科学的データは沢山あります。
- 犬猫を良く世話することと、主観的健康感が維持される傾向には、統計学的に有意な関連性がある。
- 犬猫の世話をすることは、その後の生存日数の延伸に有意に寄与していた。
ペットの癒し効果は様々な側面から明らかにされてきているものの、「治療」レベルには至りません。それでも、高齢者がペットと暮らすことによる効用の重要性は明らかです。
これを読んでいる方の多くは、ペットを既に飼っていることと思います。ズバリ、ぺットを飼っていない方、特に高齢者にペットの飼育を勧めましょう〜!ペットと暮らすことが、日本では「当たり前」になったら素晴らしいですね。
【毎日を人とペットのWell-beingな生活に】、Wellbe Laboでした❣