2026年1月26日

大切な家族の『声なきサイン』を見逃さないために。
神奈川県茅ケ崎市、アンジェス動物病院 院長 獣医師の朝岡紀行です。
犬・猫の一次診療で培ってきた総合的な視点を基盤に、
現在は馬の健康管理・ウェルネスケアの分野にも活動を広げています。
小動物から馬までを視野に入れる“総合獣医師”として、
人と馬のより良い関係づくりにつながる獣医療とケアの可能性を探究しています。
Anges Horse Wellness Care Service
Healing Through Horses ~馬を通して、人が自分らしく羽ばたく~
こんにちは!猫と暮らしていると、「急に猫が攻撃的になった…」と感じることはありませんか?
実は、家庭で飼われている猫の13.5~32%が人に対して攻撃行動を示すことがあるそうです!!
しかも、知らない人よりも、飼い主さんに対して攻撃するケースが多いんです...
どんな時に攻撃的になるの?
猫の攻撃行動には、遊びがエスカレートしたものや、撫でられすぎてイライラした時など、いくつかのパターンがあります。特に「早期離乳」した猫は攻撃的になりやすいと言われています。
攻撃の前に出る「ストレスサイン」を見逃さない!
大切なのは、猫が攻撃的になる前に出す「ストレスサイン」を見逃さないこと。多くの飼い主さんは、猫がストレスを感じていることに気づきにくいのです。
例えば、猫を撫でている途中で
●耳が後ろ向きになる
●尾を下げたり、パタパタ振る
こんなサインが出たら、撫でるのをやめて、猫との距離をとるのがベストです。
他にもこんなサインがあります
●目を細める、アイコンタクトを避ける
●眉をひそめる
●瞳孔が狭まる/開く
●唇や鼻を舐める
●体が緊張している
●仰向けになってお腹を見せる(この時は耳や目つきもチェック!)
●逃げる、隠れる
●震える
●威嚇する声を出す
●毛が逆立つ、凝視する、突進する、叩く、咬む
「逃げる、隠れる」以下にあるサインは、猫が恐怖や攻撃性を強く感じている証拠です!
飼い主さんが気をつけること
猫がストレスサインを出している時は、無理に触ったり、叱ったりしないことが大切です。体罰や大声、音を立てて驚かせると、猫はさらに恐怖を感じて攻撃的になることがあります。
もし攻撃されてしまったら、反応せずにじっとしているのが一番。猫が落ち着くまで、そっとしておきましょう。
猫の攻撃行動を予防するために
✅子猫の時期にしっかり社会化する
✅猫が快適に過ごせる環境を整える
✅日頃から猫のサインを観察し、ストレス状態をチェック
✅ストレスを感じている時は、環境や状況を改善する
✅定期的に健康診断を受けて、体の健康も守る
猫とより良い関係を築くためには、猫の気持ちをしっかり観察して、ストレスサインを見逃さないことが大切です。
ぜひ、今日から猫の仕草や表情に注目してみてください。

執筆者:朝岡紀行(獣医師)
・アンジェス動物病院 院長
・Anges Horse Wellness Care Service 主宰
犬・猫のホームドクターとしての一次診療に加え、
現在は馬の健康管理・ウェルネスケアにも取り組んでいます。
乗馬クラブや牧場における健康管理、飼養管理やケア体制への助言、馬の臨床獣医師との連携など、
現場の課題に寄り添いながら、新しいウェルネスケアの形を育んでいます。
私が目指しているのは、
「犬猫の一次診療動物病院院長 × 馬も診る総合獣医師」として、
犬・猫に加え、馬の健康を支えることを通じて、
人と動物がより健やかに共生できる社会づくりに貢献することです。
犬や猫、馬に関わる皆さまと知見を共有し、
新しい価値を共に創っていけることを楽しみにしています。
Anges Horse Wellness Care Service は、
「Healing Through Horses ~馬を通して、人が自分らしく羽ばたく~」
をコンセプトに、人と馬のウェルネスを育むことを目指す取り組みです。
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