2026年1月08日

コロナ対策に粘膜免疫
私たちの生活が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け始めてから、早くも1年が経過しました。最近はとかくワクチンが話題になっています。しかし、そもそもワクチンというのは、ウイルスが体内に侵入してしまってから後の免疫に関与するものですね。
ところが、鼻腔・咽頭などの粘膜レベルにおいてウイルスや細菌を排除し、体内への侵入を防ぐ「粘膜免疫」という機能が働いていることはあまり議論されていません。さらに、粘膜免疫を上げるための施策などについては、ほとんど情報が得られないのが現状です。
ウイルス侵入を防ぐ「防御機構」
粘膜免疫の研究は2000年を過ぎてから急速に発展しました。そして、この分野では日本の研究者が多くの研究結果を報告しています。しかし、粘膜免疫の分野でも基礎的に優れた研究が臨床の場で知られたり、治療に応用されたりすることは少ないようです。
ウイルスを体内に侵入させないためにできることとして、最近ではうがい・手洗いに加え、以下の対策が推奨されています。
- うがい
- 手洗い
- 顔を洗う
- 玄関で脱衣する
感染予防を念頭に置いた時、粘膜免疫をより充実させることは強力な武器となります。ウイルスが粘膜に付着した後、粘膜バリアーをくぐり抜けて侵入するまでの間には多くの防御機構が働いています。そこには栄養素の働きが深く関与し、感染を予防しています。
ビタミンD3とPCR陽性率の相関
多くの栄養素がCOVID-19を含む多くのウイルスや細菌などによる感染を予防し重症化を抑制するといったエビデンスが注目されるようになりました。
特に注目したいのが2020年9月の報告で、「血中ビタミンD3濃度が低いほどCOVID-19のPCR検査陽性率が高くなる」というものです。この結果は、ビタミンD3が充足されていると鼻腔咽頭レベルにおいてウイルスを排除する確率が上昇するということを示しています。
飼い主ができる「粘膜免疫」を高める習慣
新型コロナウイルスは人からペットへ感染する事例があります。ペットにうつさないためにも、上記の対策に加えて、以下の習慣を飼い主である私たちが心掛けると良いでしょう。
- 普段より血中ビタミンD濃度を高く保つよう意識する
ビタミンDを多く含む食べ物(サケ・マグロ・サバなどの魚、牛のレバー・バター ・チーズ、きのこ類など)の摂取やサプリメントの利用。 - ビタミンA・亜鉛・ビタミンCなどを摂取する
- 甘いものは避ける
- 日中できるだけ太陽の光を浴びるようにする
ビタミンDというと、以前は葉酸と並んで妊婦さんに必要なイメージもありました。最近では、ビタミンDには免疫を調節する働きがあり、風邪やインフルエンザ、気管支炎や肺炎などの感染症の発症・悪化の予防にも関与することが分かってきています。上手に摂取していきたいですね。
~毎日を人とペットのWell-beingな生活に~、Wellbe Laboでした❣