2026年3月29日

大切な家族の『声なきサイン』を見逃さないために。
神奈川県茅ケ崎市、アンジェス動物病院 院長 獣医師の朝岡紀行です。
―早期受診と、毎日の小さな気づき―
猫と暮らしていると、
「少し元気がない気がするけど、様子を見てもいいかな?」
と迷うことはありませんか。
実は猫はとても我慢強く、体調の変化を隠してしまう動物です。
そのため、気づいたときには病気が進行していた、
というケースも少なくありません。
今回は、動物病院の立場から
猫の健康管理と受診の大切さについて、
飼い主さまに知っておいてほしいポイントをお伝えします。
猫は「不調を隠す名人」
猫は言葉で体調を伝えることができません。
食欲が落ちる、元気がない、トイレの回数が変わるなど、
ほんの小さな変化が体からのサインであることも多いのです。
「いつもと違うな」と感じたら、できるだけ早めにご相談ください。
早期発見・早期治療は、猫の健康寿命を延ばすための大切な鍵になります。
特に
・高齢の猫
・持病がある猫
の場合は、定期的な健康診断や血液検査をおすすめしています。
病院が苦手な猫ちゃんのために
多くの猫にとって、動物病院は緊張する場所です。
少しでもストレスを減らすために、飼い主さまにできる工夫があります。
おうちでできること
・キャリーバッグを「特別なもの」にせず、普段から慣れさせる
・いつも使っているタオルや、お気に入りのおもちゃを入れる
病院での配慮
・待合室で他の動物と目線が合わない工夫
・診察時も、できるだけ猫のペースに合わせた対応
最近では、症状によってオンライン相談をご希望される方も増えてきました。
こんごは、当院でも柔軟に対応できる体制づくりを進めていきます。
猫の健康は「二人三脚」
猫の健康管理は、
飼い主さまと動物病院が一緒に支えていくもの
です。
毎日の観察や体重管理、食事の工夫など、
飼い主さまの気づきはとても大切な情報です。
診察の際には、ぜひ
・いつから気になる症状があるか
・食事や排泄の様子
・普段との違い
などを教えてください。
慢性疾患を持つ猫の場合は、日常ケアのアドバイスや、
給餌・排泄の補助方法などもお伝えしています。
「こんなこと聞いていいのかな?」と思うことも、
どうぞ遠慮なくご相談ください。
病院を「安心できる場所」に
私たち動物病院は、
猫にとっても、飼い主さまにとっても安心できる場所
でありたいと考えています。
点滴療法や鍼灸治療などの治療も、
できる限り負担を減らす方法としてご提案しています。
「怖いから行きたくない場所」ではなく、
「困ったときに頼れる場所」
そう感じていただける病院を目指しています!
最後に
猫の命は、かけがえのない存在です。
受診をためらってしまうお気持ちも、とてもよくわかります。
それでも、早めの対応が猫の未来を守ることにつながります。
これからも私たちは、
猫と飼い主さまの幸せな毎日を支えるパートナーとして、
全力でサポートしていきます。
よくある質問
Q. 病院に行くと、猫が強いストレスを感じてしまいます。
A. キャリーバッグに慣れさせたり、安心できるタオルを入れてあげることで、
負担を減らすことができます。また、病院でも環境づくりに配慮しています。
Q. どんな症状があれば受診すべきですか?
A. 食欲低下、元気がない、排泄の異常、体重の急な変化、呼吸の異常など、
「いつもと違う」と感じたら早めの受診をおすすめします。
Q. 慢性疾患の猫のケアについても相談できますか?
A. もちろんです。日常ケアや介助方法についても丁寧にご説明します。
Q. 病院での治療やケアはどのようなものがありますか?
A. 点滴療法や漢方薬、鍼灸、レーザー治療など、
できるだけストレスを減らす方法を模索しています。
