犬・猫の点滴療法・栄養療法|高濃度ビタミンC・マイヤーズカクテルで免疫サポート
点滴療法/栄養療法
アンジェス動物病院の点滴・栄養療法について

当院では、ワンちゃん・ネコちゃんの「体の中からのケア」を重視し、点滴療法・栄養療法を通じて、通常の検査・投薬だけではカバーしきれない体調不良や病気・予防・健康維持にも対応しています。
例えば、栄養の偏り・免疫力低下・慢性疾患・術前・術後ケアなど、体の“基盤”を整えることが治療・予防を支えます。
ビタミン・ミネラルなどの栄養素を、経口だけでなく点滴で直接補給することで、速やかに、確実に作用させることが可能です。
「ただ病気を治す」だけでなく、「病気を未然に防ぐ」「健康を維持する」「生活の質を高める」ことも目的としています。
点滴療法
マイヤーズ・カクテル
マイヤーズ・カクテルとは、ビタミン・ミネラルなどを直接血管内に投与し、血中濃度を急速に上げることで、“栄養学的+薬理学的”な効果を目指す点滴療法です。
特に、経口で栄養補給が難しい動物でも、体力低下・免疫低下・慢性疾患・術後回復期などで有効です。
適応例(主なもの)
- がん・悪性腫瘍
- 消化器・肝胆・腎疾患
- 皮膚疾患
- 糖尿病
- 関節疾患
- 術前術後
- 老齢動物の健康維持等
治療の目安
- 一般的には1週間に1~2回静脈点滴、半日入院
- 状態が悪くて、十分な栄養が摂れない場合は毎日の点滴も有効
- 体力維持には10~14日毎、病気の予防・がんの再発予防には月に1~2回
- 静脈点滴と皮下点滴の組み合わせも可能
高濃度ビタミンC点滴とは
ビタミンCを大量静脈投与することで、通常の抗酸化作用に加え、体内で過酸化水素を発生させ、がん細胞をアポトーシス(細胞死)に導く可能性があるという研究に基づいた治療です。
「副作用がほとんど無い抗がん剤として、あらゆるがんに試す価値がある」との記述もあります。
当院では、高濃度ビタミンC点滴療法認定医が在籍しています。

ビタミンCの7大効果
- 天然の抗がん剤
- 免疫力増強
- コラーゲン増加
- 活性酸素抑制
- 解毒作用
- 消炎・鎮痛効果
- QOL(生活の質)の改善
高濃度ビタミンC点滴療法の適応
- 標準的ながん治療法と併用
- 有効ながん治療法が確立されていない場合
- 標準的ながん治療の効果が減弱してきた場合
- 副作用などの理由から標準的ながん治療を受けることができない場合
- 標準的ながん治療以外の負担の少ない代替医療を希望される場合
- 手術待機中、術前・術後の補助療法
- がん転移予防・がん予防
- ウイルス疾患、アレルギー疾患、関節疾患
- 病気の予防、QOLの改善、アンチエイジング
高濃度ビタミンC点滴療法の適応腫瘍例
- リンパ腫
- 黒色細胞腫/メラノーマ
- 乳腺腫瘍
- 肛門周囲腫
- 大腸がん
- 骨肉腫
- 鼻腔内腺がん
- 膀胱腫瘍
- 腎臓がん
- 脳腫瘍
治療の目安
最初の2〜3ヶ月は週2〜3回静脈点滴
その後、1ヶ月に1回ビタミンC血中濃度を測定しながら間隔を延ばす(1週間→10日→2週毎)
高濃度ビタミンC点滴療法の流れ
- G6PD活性測定後に実施
- 最初の2~3ヶ月は週に2~3回静脈点滴
- 1ヶ月に1回、血中ビタミンC濃度を測定
- 状態により1週間→10日間→2週間に1回と間隔をあけていく
- 病状(重症度、進行度、年齢、併発疾患など)により、プロトコル(実施要綱)は個々に異なります。
注意点・禁止事項
- 犬では、肥満細胞腫で脱顆粒によるショックを起こすことがあるため慎重投与
- 弁膜症、心筋症、狭心症、心筋梗塞の場合は慎重投与
- 胸水・腹水貯留、低タンパク血症の場合は慎重投与
- G6PD欠損症の場合は、溶血を生じる可能性があるので禁忌
- 重度の腎障害、重度の心不全の場合は禁忌
栄養療法とは
ここでいう栄養療法は、生体内にある分子を正常に保つために十分な量の栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸)を摂取し、生体機能を向上・自然治癒力を高めることで、病気の予防・治療をサポートする方法です。
具体的には、点滴療法だけでなく、食事内容を獣医師と連携して見直し、必要な栄養素を医療用サプリメントで補う総合アプローチです。
主な栄養素例
- タンパク質・アミノ酸(BCAA・グルタミン・アルギニン)
- ビタミンB群/C/D3/E/CoQ10
- ミネラル:亜鉛、銅、セレン、マグネシウム
- プロバイオティクス(腸内環境改善)
がん治療中の身体づくり、慢性疾患・老齢動物の栄養サポートにも有効です。
料金表
| マイヤーズ・カクテル |
¥5,940~ |
| 高濃度ビタミンC点滴 |
¥9,350~ |
※動物たちに適切な医療が施せるよう、診療料金の見直しを随時行っています。
※料金はあくまで目安です。内容により料金は異なります。
よくあるご相談
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点滴治療は怖くないですか?
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点滴は静脈確保が必要ですが、経験豊富な獣医・看護師が丁寧に行います。半日入院で完了するケースが多く、ワンちゃん・ネコちゃんへの負担も少ないです。
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栄養療法だけでも効果がありますか?
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はい。栄養バランスを見直すだけでも免疫力・治癒力は高まります。ただし、体力が落ちている・慢性疾患がある場合は、点滴+栄養療法の組み合わせがオススメです。
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副作用はありますか?
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高濃度ビタミンC点滴では禁忌となるケースがあります(重度腎障害・心不全・G6PD欠損など)ので、初回時に十分なチェックを行います。
当院では、高濃度ビタミンC点滴療法認定医が在籍しています。
