【薬は対症療法?それなら根本療法って何??】高濃度ビタミンC点滴と栄養解析の力|茅ヶ崎市のアンジェス動物病院|土日祝診療可で安心のペットケア

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【薬は対症療法?それなら根本療法って何??】高濃度ビタミンC点滴と栄養解析の力

【薬は対症療法?それなら根本療法って何??】高濃度ビタミンC点滴と栄養解析の力|茅ヶ崎市のアンジェス動物病院|土日祝診療可で安心のペットケア

2026年3月20日

【薬は対症療法?それなら根本療法って何??】高濃度ビタミンC点滴と栄養解析の力

最終更新 : 2026年3月 (2021年記事を再編)

この記事は2021年に執筆したものですが、2026年現在の最新データと社会情勢に合わせて、
全面的に加筆・修正したものです。


大切な家族の『声なきサイン』を見逃さないために。
神奈川県茅ケ崎市、アンジェス動物病院 院長 獣医師の朝岡紀行です。


「病気を治すのは、薬や手術だけ」だと思っていませんか?
実は、動物の身体を修復する主役は、その子自身が持つ「自然治癒力」に他なりません。
症状を抑えるだけの治療から、病気に負けない身体を分子レベルで作る「根本療法」へ。
当院が認定医として取り組んでいる、最新の栄養療法の形についてお話しします。

「身体にやさしい治療」の本当の意味

飼い主様であれば誰もが、愛犬・愛猫に
「身体にやさしい治療」を受けさせてあげたいと願うものです。
では、その「やさしさ」とは何を指すのでしょうか。

副作用が少ないことはもちろん大切ですが、それ以上に、
治療中であっても以下のような「当たり前の幸せ」を維持できることこそが、
医療の目指すべきゴールだと私は考えます。

家族と普段通りの生活が営めること
食欲があり、自分の力でおいしく食べられること
深く、質の良い睡眠がとれること
(犬の場合)いつまでも一緒に楽しく散歩ができること

薬は特定の症状に劇的な効果を発揮しますが、
それはあくまで「対症療法」であることが少なくありません。
病気の背景にある環境や栄養の歪みを整え、身体の内側から立て直すことこそが、
真の意味で「やさしい治療」に繋がるのです。

自然治癒力を最大化する「栄養の力」

「病気を治すのは医者でも薬でもない」――。
これは医療の本質です。
医師や薬ができるのは、あくまで治癒を「助ける」こと。
自らの細胞を回復させ、病気の進行を止めるのは、その子が持つ生命力そのものです。

その生命力がフルに発揮されるためには、
細胞の材料となる十分な栄養素(ビタミン・ミネラル・アミノ酸)が不可欠です。
しかし、現在の獣医療では「適切な栄養で身体を根本から立て直す」という視点が見落とされがちです。

個々の状態に合わせて最適な栄養を補給し、生体機能を向上させる。
これにより症状の改善だけでなく、病気の予防までもが可能になります。

血液検査から読み解く「分子レベルの栄養解析」

当院では、血液検査の結果を単なる「正常・異常」の判定で終わらせず、
「栄養解析」という視点からも精査します。
例えば「がん」を患っている場合、
腫瘍組織は通常の6倍以上の糖を取り込み、身体の筋肉(タンパク質)を激しく消耗させます。


タンパク質とアミノ酸の補給: 筋萎縮を防ぐため、十分な補給が必須です。
代謝のサポート: 蓄積する乳酸を処理するために、BCAA(分岐鎖アミノ酸)やビタミンB群の補給が不可欠です。


このように、個体ごとの欠乏栄養素を特定し、補完することこそが
「根本療法(原因療法)」の核心となります。

認定医が提供する「高濃度ビタミンC点滴療法」

この栄養療法の大きな柱の一つとして、
当院では「高濃度ビタミンC点滴療法」を導入しています。
院長はこの療法の認定医資格を取得しており、
専門的な知見に基づいた安全で効果的な治療を提供しています。

ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ちますが、
高濃度で点滴投与することで、
経口摂取では到達できないレベルまで血中濃度を高めることができます。
これにより、以下のような効果が期待できます。

がん細胞への攻撃: 正常細胞には影響を与えず、腫瘍細胞に対して選択的に毒性を発揮します。
免疫力の向上: 白血球の機能を高め、ウイルスや細菌への抵抗力を強化します。
QOL(生活の質)の改善: 抗炎症作用により痛みを緩和し、食欲や活力を取り戻す一助となります。

薬だけに頼るのではなく、
点滴によって直接的に細胞へ栄養を供給し、
眠っていた自然治癒力を劇的に呼び覚ます。

これは、副作用を最小限に抑えつつ病気と闘う、
非常に「身体にやさしい」攻めの治療なのです。

これからの展望:トータルな栄養アプローチ

私たちが考える「栄養療法」とは、単なる食事相談ではありません。

「病気と闘う身体作りのために、
最適な食事を設計し、不足する栄養素を補い、
高濃度ビタミンC点滴などの先進的な療法を用いて身体を整える」。
こうした多角的なアプローチを、
今後はさらに多くの疾患を抱える動物たちに取り入れていきたいと考えています。

身体の中から湧き上がる生命力を信じ、
それを科学的なデータと技術でバックアップしていく。
そんな「納得のいく医療」を、飼い主様と共に歩んでいければ幸いです。

 

執筆者:朝岡紀行(獣医師)
神奈川県茅ケ崎市のアンジェス動物病院院長。
犬猫のホームドクターとして、
統合医療や高齢動物医療に深く携わる傍ら、
「犬猫の一次診療動物病院院長×馬も診る総合獣医師」としての
ビジョンを掲げ、現在は馬の臨床分野における
知見とネットワークを拡大中。
数年後の「小動物から馬までを網羅する総合獣医療体制」の
確立に向け、日々の診療と研究を重ねています。

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