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凍結療法
Cryotherapy

凍結療法

冷却媒体の液化ガスをイボなどの組織に直接噴きかけて瞬間的に凍結させ、体温で溶けたらまた凍結させることを繰り返します。急速な凍結と緩徐な融解を繰り返すことによって、"不要な組織"を破壊することが目的です。

1回の治療でこれを1~3回繰り返します。1~2週間隔でこの治療を2~4回繰り返します。

疾患部位を的確に治療でき、出血が無く無臭で痛みもほとんどない治療ですので、麻酔の必要もありません。

凍結療法の特徴

  • ①全身麻酔が必要ないため、高齢動物や麻酔リスクが高い動物にも実施できる
  • ②ピンポイント照射で正常組織への損傷が少なく安全性が高い
  • ③手術とは違い、短時間で処置が終わり入院不要
  • ④手術より安価

治療後の皮膚の変化

一般的に、治療直後は治療部の周囲が赤くなりますが、まもなくその発赤は消えてしまい、翌日には治療部が軽度の水疱になります。

照射後3日以内に細胞壊死が明瞭となり、やがて血が混じって赤黒いかさぶたになり、照射後1~2週間で新しい皮膚が再生すると、赤黒かったかさぶたは自然にはがれて正常な皮膚に戻ります。

適応症例

皮膚の表面に飛び出している小さな腫瘤(イボ)は、ほとんどがこの液体窒素療法で治療可能です。しかし、皮内や皮下にある腫瘤に対しては効果がありません。

高齢であったり、全身麻酔下での外科的切除では体への負担やリスクが高い場合に、凍結療法は全身麻酔の必要がないため、有効な治療オプションの一つです。

皮膚病変の例

  • 懸垂繊維腫
    懸垂繊維腫
  • 脂腺腺腫
    脂腺腺腫

よくある質問

痛みはないのですか?
痛みはほぼありません。正常な部分に照射すると低温火傷を起こし、わずかに痛みを感じます。また、凍結による温度刺激があります。
デメリットは?
施術後に一過性の潰瘍(皮膚がジクジクする)や水ぶくれができることがあります。また、凍結部位の脱毛・脱色が起こることがあります。
どんなイボでも使えるの?
全てのイボに使えるわけではありません。体表で遊離しているものや芯のないものになります。
照射したらすぐにイボがなくなるの?
すぐにイボが取れるわけではありません。大きさによっては数回必要になる場合がありますが、目安としては1~2週間に1度の照射を2~4回実施します。

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