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点滴療法・
栄養療法
Intravenous・Nutrition

点滴療法

マイヤーズ・カクテル

マイヤーズ・カクテルとは?

動物の体を作る細胞が健康に活動するためには、多くの栄養素が必要です。
栄養の偏りは、体の不調やアレルギーなど様々な病気の原因となり、自己治癒力も低下し、病気が進行したり病気が治りにくくなります。

中でもビタミンやミネラルは、体の細胞の健康な働きに欠かすことが出来ません。
マイヤーズ・カクテルは、ビタミンやミネラルを直接血管内に投与し、血中濃度を急速に上昇させることで薬理学的な効果を期待します。

すなわち、【栄養学的効果+薬理学的効果】を期待するものです。
点滴による栄養療法は、ビタミンやミネラルの経口投与が困難な動物にも、様々な病気や体調不良、健康維持に効果が期待されます。

マイヤーズ・カクテルの適応疾患例(すべての疾患)
がん、悪性腫瘍 消化器疾患
肝臓・胆のう・胆道疾患 腎臓病、腎不全
泌尿器・生殖器疾患 皮膚疾患
循環器疾患 糖尿病
呼吸器疾患 関節・椎間板疾患
精神・神経系疾患 貧血
口腔・歯科疾患 手術前・手術後
予防医療 アンチエイジング
老齢動物の健康維持

マイヤーズ・カクテルの方法

  • 一般的には1週間に1~2回静脈点滴、1回30分程度
  • 状態が悪くて、十分な栄養が摂れない場合は毎日の点滴も有効
  • 体力維持には10~14日毎、病気の予防・がんの再発予防には月に1~2回
  • 静脈点滴と皮下点滴の組み合わせも可能

※料金は体重や使用する薬剤、投与方法等により異なります:¥5,400~¥9,400(その他、再診料等別)

高濃度ビタミンC点滴

ビタミンCの7大効果

  1. 天然の抗がん剤
  2. 免疫力増強
  3. コラーゲン増加
  4. 活性酸素抑制
  5. 解毒作用
  6. 消炎・鎮痛効果
  7. QOL(生活の質)の改善

高濃度ビタミンC点滴とは?

通常ビタミンCは抗酸化作用を発揮しますが、大量に血管内に投与すると逆に酸化作用を発揮し、生体内では大量の過酸化水素を発生させます。
正常な細胞は中和酵素を持っているので過酸化水素による障害を受けませんが、がん細胞は中和酵素が十分にないものが多く、過酸化水素ががん細胞に入り込むことで、がんがアポトーシス(細胞死)を起こすと考えられています。
高濃度ビタミンC点滴療法は、副作用がほとんど無い抗がん剤として、あらゆるがんに試す価値があります。

高濃度ビタミンC点滴療法の適応

  1. 標準的ながん治療法と併用
  2. 有効ながん治療法が確立されていない場合
  3. 標準的ながん治療の効果が減弱してきた場合
  4. 副作用などの理由から標準的ながん治療を受けることができない場合
  5. 標準的ながん治療以外の負担の少ない代替医療を希望される場合
  6. 手術待機中、術前・術後の補助療法
  7. がん転移予防・がん予防
  8. ウイルス疾患、アレルギー疾患、関節疾患
  9. 病気の予防、QOLの改善、アンチエイジング
高濃度ビタミンC点滴療法の適応腫瘍例
リンパ腫 扁平上皮癌
黒色細胞腫/メラノーマ 血管肉腫
乳腺腫瘍 組織球腫
肛門周囲腫 肝臓がん
大腸がん 骨肉腫
軟骨肉腫 副腎腫瘍
鼻腔内腺がん 肺腫瘍
膀胱腫瘍 移行上皮癌
腎臓がん 甲状腺腫瘍
脳腫瘍 神経鞘腫

高濃度ビタミンC点滴療法の注意点

  • 犬では、肥満細胞腫で脱顆粒によるショックを起こすことがあるため慎重投与
  • 弁膜症、心筋症、狭心症、心筋梗塞の場合は慎重投与
  • 胸水・腹水貯留、低タンパク血症の場合は慎重投与
  • G6PD欠損症の場合は、溶血を生じる可能性があるので禁忌
  • 重度の腎障害、重度の心不全の場合は禁忌

高濃度ビタミンC点滴療法の流れ

  • G6PD活性測定後に実施
  • 最初の2~3ヶ月は週に2~3回静脈点滴
  • 1ヶ月に1回、血中ビタミンC濃度を測定
  • 状態により1週間→10日間→2週間に1回と間隔をあけていく

※病状(重症度、進行度、年齢、併発疾患など)により、プロトコル(実施要綱)は個々に異なります。
※料金はプロトコルにより異なります:¥8,500~¥16,500(静脈確保料金込み、再診料等別)

栄養療法

ここで言う栄養療法とは、生体内にある分子を正常に保つために十分な量の栄養素(ビタミン、ミネラル、アミノ酸)を摂取することによって、生体機能を向上させ、自然治癒力を高めることで病気の予防と、様々な病気を治療する方法です。
その範囲は、点滴療法(マイヤーズ・カクテル、グルタチオン点滴、高濃度ビタミンC点滴など)と食事療法、血液検査に基づき必要な栄養素を食事に留意しながらサプリメントで補う栄養アプローチまで及びます。

基本栄養素

トータル栄養アプローチは、がんなどの病気と闘う身体づくりのため、食事を変更し、栄養素を獣医師または医師が用いる治療用サプリメントから摂取し、必要時には点滴療法を用いて栄養を供給します。

  • タンパク質:プロテイン
  • アミノ酸:BCAA、グルタミン、アルギニン
  • ビタミンB群
  • ビタミンC
  • ビタミンD3
  • ビタミンE
  • CoQ10
  • ミネラル:亜鉛、銅、セレン、マグネシウム
  • アルファリポ酸(猫を除く)
  • プロバイオティクス

各種クレジットカード対応(VISA、MasterCard、AMERICAN EXPRESS、DinersClub、JCB)

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