当院では「優しい治療」と「高度医療」をご提案するために半導体レーザーを導入しています。
半導体レーザーを使用すると、無麻酔または局所麻酔のみで体表のしこり(イボ)を蒸散させて治療することが可能です。痛みを抑えた治療なので入院の必要もなく、高齢のペットにも安心です。
治療前
治療前
治療後
歯石除去時にレーザーを照射することにより、歯周ポケット内の殺菌作用と、歯肉を引き締める効果があります。口臭が気になるときは、是非ご相談ください。
レーザーサーミアは腫瘍全体の温度を42.5℃~43℃に加温することにより癌細胞のみを死滅させる局所温熱療法です。全摘出できない腫瘍や、全身状態から全身麻酔が困難な場合などに治療の選択肢となります。また、癌性疼痛の緩和に有効であり、様々なQOL(生活の質)の改善にも効果が期待できます。
さらに、当院では腫瘍に対して色素を使ったレーザー治療も行うことができます。この場合の治療目的は緩和治療になりますが、腫瘍サイズの縮小や痛みの軽減などが得られます。
只今、抗ガン治療時に使用する薬剤が入手困難のため、新規受付を中止しております。
半導体レーザーは、一般的な電気メスと比べてより止血・切開能力が優れています。そのことにより、出血がほとんどない手術が可能になります。また、レーザーを使用して切開した箇所の痛みは、メスや電気メスで切開したものに比べて痛みが少ないことが分かっています。
また、半導体レーザーを使用することにより、管腔組織や血管を縫合糸で結紮することなく離断(シーリング切開)することが可能です。腹腔内に縫合糸などの異物を極力残さないことで、体内に残る縫合糸が原因となっておこる肉芽腫(縫合糸反応性肉芽腫)のリスクが少なくなります。
去勢手術・避妊手術における
血管のシーリング
乳腺腫瘍における止血・切開
半導体レーザーの光は組織の内部深くまで透過していくため、関節炎による痛みや、手術後の痛みを緩和することができます。
椎間板ヘルニアによる疼痛を和らげ、高いセラピー効果が得られます。
傷の治りを早くします(創傷治癒促進)。半導体レーザーの光から得られる熱エネルギーは、広範囲に皮膚が欠損してしまった動物の皮膚の再生を促し、また殺菌効果も得られます。治りにくい外傷については、レーザー治療の併用をお勧めします。
治療前
治療前
治療後